母は母である以上に先生だった。 父も実業家だったが、背中を見せる先生でもあった。 そして自分は素直に生きてきた。
尊敬する父の道をトレースしたが、その本質は実業ではなかった。
なぜなら、ずっとずっと生き方や態度を戒め、努力し、追求し続けた結果、ビジネスも上向いていったから。お金を追ったわけではないけど、お金はついてきたから。
さらに言うと、独立後、多くの経営者と会い、交流を深めたが、自己の成功やお金だけを追う成功者は少なかったから。
父の成功は事業の成功ではなく、生き方の成功だったのだと気づいた。そして母の教えは学問ではなく、人としての在り方だったのだ。
トレーナーとなり自身の手応えや評価をいただくごとに、確信を持ちつつある結論がある。
真の教育とは、自身の生き様を見せることなのだと。
そのためには自己を磨き続けなければならない。
あのひとは素晴らしいという人格をまとわないといけない。
目指しているのは、自身のリーダーシップではない。 自身の成功ではなく、他者の成功のため働く。
つまり日本を支えるリーダーや候補者に、成功の本質は「仕事ではなく生き方」である事を、伝えていきたい。